夜更けの寝言

掛け持ちおたくによる自分用備忘録。感想やレポ未満。

伊達双騎MV撮影地巡りという名の松島観光

9/23の瑞巌寺で行われた坐禅会に参加するために松島へ行って、ついでに伊達双騎MV撮影地を巡ってきました。宮城県民なのに松島へ行ったのはおそらく小学生以来……行く機会をくれた刀ミュくんには感謝です

当日はいいお天気で、昼頃からお散歩開始。
松島離宮、五大堂、伊達政宗歴史館、福浦島、瑞巌寺を時々食べ歩きしながら巡ってきました。松島離宮は水族館の頃は何度か行ったけれど松島離宮になってからは初!めっちゃ綺麗だったし、お魚おいしかった…………
五大堂は透かし橋が工事中でしたが、逆に工事中で歩きやすかった。土曜日だということもあり、観光客の方がたくさん……昼頃に行くと写真には向かないかも。海側の写真はよく撮れました。この景色を伽羅ちゃんが見たと思うと感慨深い……狭いので撮影場所がすぐ分かるのもいいところ 笑
伊達政宗歴史館は本当に久々で、行って思い出したけれど、小さい時に行って蝋人形が怖くて大号泣して帰ってきたはず……未だにびびりなので1人で見るにはとても怖かったです…………でも政宗様の歴史がよく分かるので蝋人形平気な方にはおすすめ!多分好きな方は何時間でも見れるんだと思う。独眼竜政宗のポスターを見て「二十年早く生まれていたら、俺は天下を取った。」の言葉に泣いた。本当に政宗様と天下取りの話に弱い。
その後出てすぐのお土産屋さんに模造刀(鶴丸国永、大倶利伽羅、燭台切光忠)があってびっくりしてたら、ぬいと撮影どうぞ!と伊達四振りのもちぬい、そして刀ステ感謝祭で配られていたうちわがあって5度見くらいした。向かいの伊達かふぇでパフェも食べた〜!ここはずっと行きたかったので念願叶った形。次はプレートにしたい。
福浦島は撮影地とはおそらく関係ないけれど個人的に好きだったので行ってきました。昔あの橋を走って怒られた気がする(笑)奥まで行く時間はなかったので、弁天堂まで行って引き返してきました。本当は見晴台のあたりでぼーっとしたかった……
そして今回の目玉、瑞巌寺!洞窟遺跡群沿いを歩いて本堂へ。本堂入口が庫裡と言うそうで、学ぶことばかりです。廊下を歩いて室内を覗く感じ。本当に豪華絢爛。政宗様って感じでした。入れないけど御成玄関も覗ける。本堂を見学した後は御成門と本堂前を撮影。そうこうしているうちに坐禅会の時間になったため集合場所へ移動しました。

坐禅体験会は完全にお客さんが帰った後に本堂で行われ、瑞巌寺の執事長さんが案内と坐禅説明をして下さいました。瑞巌寺は海沿いのため、海風による劣化で、ほぼ模造品となっていること。特に金箔が剥がれやすく、昔の瑞巌寺のものは宝物館にて保管されているらしいこと。上の飾りが部屋の内と外で異なること(浄土と下界の関係)。春、秋、夏、冬と部屋毎のテーマが異なると共に全ての部屋に松が描かれていること(松は年中変わらない)などなどいろいろ教えて頂きました。中でも笑ったのが、建立に5年、修繕に10年という点で、工事の方に尋ねたら「昔は労働基準法なんてなかったからね」と返答されたという話。確かに昔はなかったねえ……修繕から数年経って今見てる輝きくらいが政宗様もご覧になってた輝きくらいだろう、とのことでした。よければぜひ。修繕直後は眩しいくらいにぴかぴかだったそうな。
中庭の松の植えられた位置の話や部屋ごとの話なんかもあって、おもしろかったので、機会と時間があれば、瑞巌寺の観光ガイドさんお願いするのもありかもしれない。
そして文王の間という、本来伊達家の親戚しか入れないはずの部屋(どうやらサンドウィッチマンの伊達さんは入れるらしい。一応家系だからね)に荷物を置くことになり、一同恐る恐る部屋に入りました……本来入れないはずの部屋にここでも足を踏み入れるとは。「襖に物がぶつかる方が怖いので、もっと中までどうぞ」との言葉もありましたが、この部屋上段の間と隣り合わせなので、奥に政宗様がいらっしゃるんですよ……手前に足を踏み入れるので精一杯でした。それでも中の景色を目に焼きつけるべく、かなり見回しましたが。中で見る煌びやかさがすごかったです。はい。超綺麗。語彙力足りないことを恨むくらい綺麗でした。

坐禅の説明を受けてから15分間の坐禅体験。息を吸って3~5倍ほどの時間を掛けて吐くのを繰り返しながら見つめ直していくあの時間があっという間で、5分間だと思っていたら終わった時に15分間していたことが判明してびっくりした。時間溶ける……瑞巌寺さんでは少し高めの台?に座って坐禅を組む形で、本来なら40分で1コース、警策は前から一度頭を下げるように指示されてから叩く流れだそう。座り坐禅を何時間も繰り返す修行もあるそうで、お寺によっては叩かれた所に血が溜まってしまい弾けたり、警策が何本も折れてしまうこともあるとのことでした。警策体験もできるとのことだったので、記念に叩いてもらったけど、ちょっぴり痛いかな?くらい。慣れてない一般人だから控えめにしてくれたのもあるだろうけど。本当は振りかぶって打つくらい強い宗派だけど、瑞巌寺は優しいのでここまでの叩き方はしません、との言葉に笑ってしまった。
坐禅後に、「今回、刀剣乱舞のを見られて来られた方」と聞かれ手を挙げると大半がやっぱり刀ミュからの参加でした!最近坐禅体験会をしてもなかなか希望者が集まらなかったから刀剣乱舞様様と仰ってて笑った(笑)その後、刀ミュに関する裏話を少しして下さった執事長さん。
執事長さんのお知り合いが茅野さんともお知り合いだったそうで、その方を通じて、伊達双騎のために見学したい、と連絡が入ったそう。そして見学が叶ったのが昨年夏頃。その時に案内したのも執事長さんで、政宗様の後期、文人としての話を描きたいという言葉に胸を打たれ、賛同。資料等も貸し出すことになった。茅野さんは特に上段の間を見られていたそうで、火頭窓がそのまま舞台上に採用される形になったことに執事長さんは感動していた。ちなみに瑞巌寺の火頭窓は格子が組まれているだけではないのでとても特殊。全国的に見てもなかなかない形だそう。執事長さんも伊達双騎に招待され、観劇。特に紗幕に描かれていた政宗様の書は、茅野さんにお渡しした瑞巌寺所蔵の資料がほぼ使われ組み合わされたもので、世の中にあの形の書はないので、使わないなら欲しいと話されていた(笑)分かる私もあれ欲しかった!舞台を観劇した上で、MV撮影の話も来たので、執事長として無理を通して(笑)許可されたそうです。ありがたや……いつかのテレビでは「今の瑞巌寺の形を映像に残すため」とも話されていたけど、この日はいたずらっぽく話されていたのが印象的でした。
MV撮影は12月に行われ、早朝から撮影していたので、相当寒く、特に五大堂での撮影は外なのでぎりぎりまでベンチコートを着て臨んでいたらしい。瑞巌寺を自然災害(台風、震災)以外で閉めたのは初めてのことで、しかも撮影のために閉めるなんて異例のことだったが、なんとか周りを説得して漕ぎ着けた。かなり寒かったが、責任者として撮影を見守っていた。どうやら鶴丸の方が時間がかかっていたそう。
当日完全に秘密だったはずだが、ファンの方がどこかで情報を掴んだのか、開放されていた中門?のあたりまで来ていたのでびっくりしたらしい(それはそう)
今回の9月末ですら夕方は肌寒く、長袖を着ていても凍えたので、12月の撮影時相当寒かったと思います……よく撮影したし、体調心配になるよ……今回ラッキーだったのは9月末で日が落ちるのが早くなって、REASON撮影時とおなじくらいまで御成玄関内が暗くなっていたこと。いやほんと段々暗くなっていっててこの暗さ見たことある!ってテンション上がった。御成玄関は開放する予定がないからなのか、明かりがなくて、どんどん暗くなっていくし、普段人が立ち入らないせいもあってかなんとなく空気が1段階冷たい気がしました。本当に寒かった。

MV撮影地
おそらくですが。
REASONは五大堂、瑞巌寺御成玄関、御成門
残像は瑞巌寺御成玄関、本堂廊下、瑞巌寺上段の間、瑞巌寺本堂前の臥龍梅がある庭
REASONで大倶利伽羅が稽古している林の場所は分からず……奥の方なのか、今回行き忘れた円通院寄りなのか……
この中で写真撮影可能だったのが、五大堂、御成門前、本堂前の庭で、普段から立ち入り可能なのが五大堂、御成門前、本堂廊下なので、見ることは叶っても入れなかったり、撮影不可なので注意。そして現在五大堂に繋がる透かし橋が工事中ですが、おそらく撮影時はまだ工事が始まってなかったので、岡宮さんと牧島さんはあの薄暗い中を透かし橋渡って行ったみたいです……怖くない???!!!!

よくある田舎なので、閉まるのが早くて、瑞巌寺坐禅体験してこの暗さなら五大堂撮影ワンチャン!と向かったら普通に閉まってました。そりゃそうだ。
今回円通院も行き忘れたし、時間の関係でオルゴール館と船を諦めたので、しっかり見たいし楽しみたい方は朝から行った方がいいし、もしかしたら1日じゃ足りないかもしれない。
久々の松島旅でした。観光自体もかなり久し振りだったので自分用の備忘録として。多分他の方には全く当てにならない旅行記でしたおしまい。